労働者のための新スタイル展示場、Kong-Ke Museum

googoodsによる建築現場からインスピレーションを得たビジュアルアイデンティティ

台中に新たに誕生したKong-Ke Museumは、労働者が休息を取るためのワークステーションと組み合わせた新スタイルの展示場です。建築現場の未完成な形状と過渡的な感覚からインスピレーションを得たロゴは、短いストロークで文字の未完成な形を表現しています。

このプロジェクトの特徴的な部分は、労働者が使用する既存の材料を活用したことです。ガイダンスシステムは、建築現場でよく見かける材料要素、つまり型枠、余剰のスクラップウッド、円形の鋸刃、プラスチック製の水道管などを使用してレイアウトプランを形成しています。

セメントで満たされたペイントバケツ、水道管、ポリカーボネート製の波板、手袋など、さまざまな建築現場で一般的に見られるこの組み合わせ要素は、空間内の位置を指導するデバイスを構成しています。ポスターは、セメント袋のパッケージをスクリーン印刷として視覚表現に使用しています。

このプロジェクトは2019年6月に始まり、同年11月に台湾の台中で完成しました。リサーチの目的は、ブランドの精神と本質を学び理解することでした。その中で直面した課題は、労働文化の深い理解と労働者の既存の材料の使用でした。

このデザインは、よく設計され、実用的で、プロフェッショナルと産業要件を満たす革新的な創造物に授与されるIron A' Graphics, Illustration and Visual Communication Design Award 2021を受賞しました。この賞は、業界のベストプラクティスと適切な技術特性を統合し、充足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献することを評価しています。

このプロジェクトは、googoodsのアートディレクターであるChihong Chuang、グラフィックデザインのWeichi Pai、プロジェクトマネージャーのIju Linによって実現されました。彼らの努力により、Kong-Ke Museumは新しいスタイルの展示場として、労働者が休息を取るためのワークステーションとして、また視覚的な表現の場としての役割を果たしています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: googoods
画像クレジット: googoods
プロジェクトチームのメンバー: Art Director : Chihong Chuang Graphic Design : Weichi Pai Project Manager : Iju Lin
プロジェクト名: Kong-Ke Museum
プロジェクトのクライアント: googoods


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